これも偽装では?

これも一種の偽装と言えよう。建設業界、自動車業界に次いで出版業界。偽装の主は新潮社である。旭化成、三菱自動車とともにどちらも業界最大手。

昨日の朝日新聞朝刊に掲載された広告を見て早速、新潮文庫の乃南アサ著「すずの爪あと」を購入した。定価710円(税別)。11編の短編が収められている。

しかし何と、表題作の1編を除く後の10編すべてが既刊の文庫からの転載である。買ってから気づいたが後の祭り。これを偽装と言わずして何を偽装と言うべし?

以前にも文庫化に際してタイトルを変えていたために、同じ本を文庫でも買わされてしまった経験をこの日記に書いたことがある。文庫を買うときは注意が必要です。

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