パンフレット作成者の一言

 

曲がり角に来ている高槻ジャズスト

パンフレット作成班に関して言えば、今年第14回のジャズストは大失敗だったと言わざるを得ない。ボランティアで成り立っているかぎりこういうことはよく起こりうることで、また際立って表に出なかったのでそんなものかと思われた人が多く見過ごされがちだが、今後もボランティアで支え、維持していくということなら、放っておくわけにはいかない。
どんな失敗かというと、期日までにパンフレットを完成させられなかったこと(12日間もの遅れ)、その内容に間違った記載があったこと、それを知りながら無視せざるを得なかったこと、したがって広報活動ができなかったこと、そのため広告スポンサーに迷惑をかけたこと等等だ。

 

原因は明白だ。それは人材不足と無責任体制。つまりミュージシャン情報(演奏会場の日程)が遅れに遅れたこと、それに伴って情報を集めるセクションが機能しなかったこと、情報を発信したセクションに責任感がなく、校正が完璧でなかったことだ。
しかしこれはある程度仕方のないこととも言える。なぜならミュージシャン情報のプロデュースが例年オーバーワークしているからだ。ひとりにできることは限られている。望みだけ高くして、「あれもしよう、これもしよう」ということになって結局何も出来ずに終わってしまっている。時間を限らなかったら誰でもできる。しかしそれはあまりにも無責任。期日までに正確な情報をまとめて次のセクションにまわすことができてはじめて仕事の完成と言えるのだが。
ボランティアだから許してね、なんてことにはならない。
でもこんなに大失敗をしてもジャズストのボランティアを続けようという情熱はどこから来るのだろう。当日の10万人以上もの人出と、素晴らしい音楽の魅力、日本でいちばん大きなジャズストリートのひとつを運営し街作りの一部を担ってているという自負からだろうか。
15年目を迎える次回のジャズストでは、ボランティアの魅力を確実に訴求でき、恥ずかしくないボランティア活動の街作りとしての見本を全国的に示したいものだ。

OfficeZenryu上田善隆

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