「あくあぴあ」からの一言

あくあぴあは4年前(2009年)、館の運営をする
団体が交代したことをきっかけに、「町の中心部
からは遠いけど、いっしょに盛り上がりたい!!」
と手を上げて、めでたくジャズストリートの会場に
なりました。

ふだんはわずか9名(しかも交代勤務)であくあぴ
あを運営していますが、こんなイベントを職員だけで
乗り切るのはとうてい無理。
多くのボランティアに集まってもらい、実行委員会
本部で切り盛りしているボランティアと力を合わせて
開催しています。
あれから4年。
毎年少しずつ工夫し、あくあぴあの独自色を出して
います。あくあぴあは高槻の自然を紹介する「地域の
自然資料館」で、身近な自然と人間の関係にも目を
向けてもらいたい!と考えているアツい人たちが集ま
っているので、ジャズを楽しみつつも、外来種のブラック
バスや増えすぎたシカによる害、その有効な利用方法の
ことを楽しくおいしく知ってもらうために、焼きそばなどの
定番メニューに加えて、ブラックバスの唐揚とシカ肉ソー
セージを販売しています。
ブラックバスもシカもとてもおいしくヘルシー!!
また、飲食以外にも、2年目からは、あくあぴあの
お友達館「貝塚市立自然遊学館」の友の会である
「自然遊学館わくわくクラブ」が遠路わざわざ駆け付けて
きてくれて、おととしはメンバーで育てたハッサクを販売、
昨年は東日本大震災、今年は台風12号で被害を受けた
和歌山県への復興メッセージを載せた連凧を作るコーナ
ーを作ってくれました。作った連凧は、あくあぴあ前で
揚げた後、現地にもう一度揚げに行ってみなさんの
メッセージを届けてくれました。売り上げの一部はもちろん
ジャズストに寄付してくれています!
屋外はジャズ・飲食・連凧で大盛り上がりですが、この
2日間は館内もお祭り騒ぎ!館内をまわるクイズや、
ヘビやカメに触れるふれあい動物園、魚がエサを食べる
ところを研究員の解説付き見てもらう「もぐもぐタイム」など、
ジャズストを楽しみに来たお客さんに、あくあぴあもいっしょに
楽しんでもらえるイベントをあわせて行っています。
お客さんはもちろん、ボランティアやミュージシャンのなかでも、
今まで知らなかった方々にあくあぴあを知ってもらって、楽しん
でもらうきっかけになってほしいと思います。
あくあぴあ会場に足を運んでくれるお客さんもだんだん
増えてきて、あくあぴあでもジャズストやってる!と
いうのがだんだんと定着してきたのを実感しています。
今年は実行委員会本部から、ミュージシャンバスを出して
もらったり、「大物ミュージシャンを呼んであげるよ」と
中本マリさんを招待してもらいました。雨上がりの虹の下に
響く中本マリさんの歌声に感激!来年も、再来年も、
いっしょに高槻ジャズストリートを盛り上げて行きたいと
思っています。
あくあぴあ 主任学芸員 高田みちよ
              学芸員 中村知恵