飲食班から一言

「今年も飲食班のリーダー、やってもらえんかなぁ」。

昨年10月から4ヶ月間滞在した仙台から戻ってきた2月半ば。
今年はじめて出席したミーティングでのことでした。
開催まで2ヵ月半に迫っていました。

人手が少ないのも手伝って、まだ飲食班が立ち上がっていませんでした。
今回、飲食班のリーダーを務めさせていただいたときに感じた飲食班の舞台裏を少しだけ、紹介します。

まず、飲食班がどんな役割を担うのでしょうか。

高槻ジャズストリートでは、「運搬班」(備品を各会場に運搬)や「Web班」(Webページの制作管理)など、班毎に役割分担します。
企業でいう部局に例えればイメージしやすいと思います。そのなかで飲食班の役割は、ご来場者のお腹を満足させること。

つまり、飲食ブースの運営です。

今年も焼きそばや、高槻らしさを打ち出した「うどんぎょうざ」など16種類、約23,000食をご用意し、多くのご来場者にご利用いただきました。売上げによる収益は、当年の運営資金になります。

 さて、そんな役割を担う飲食班のリーダーをさせて頂き、どんなことを感じたのでしょうか。

ひとつは「企画・準備の大切(大変)さ」です。特に今年は、2ヵ月半の限られた期間の中で、販売メニューや価格など企画と、食材や備品など準備を並行する必要がありました。

さらに、人手が少ないという問題もあります。
そんななかで「スタッフが楽しく作業し、ご来場者にも満足していただけるにはどうしたら良いか」。
…設営・撤収を含めた運営全体を通じて、作業の見直しの必要性を感じました。
事実、撤収を中心とした作業や、ブース内の机の配置など、幾つかの点で従前から大幅に変更しました。まだ改良の余地はありますが、来年へのフィードバックとして生かせる結果もあります。様々な問題や課題を抱えている面もありますが、もうひとつ、何より思ったのが「いろんな人に支えられた」ということです。

誰もが仕事や学校、あるいはご家庭の都合の合間を縫って高槻ジャズストリートに携わっているなかで、本当にボランティアスタッフの皆様には支えられました。
それだけではなく、大量の食材や資材を取り置いてくださった地元の販売店さん、イベント直前にもかかわらず快く対応してくださった食料品店さん、アドバイスをくださった食品卸売り業者さん、運送業者さん…
そして、から揚げを片手に「これを楽しみにしてたんや(笑)」という来場者さんの声も。

飲食班に限らず、高槻ジャズストリートが、実に多くの地域の方々や企業との繋がりの中で支えられていることを、改めて実感しました。繰り返しになりますが、抱えている課題や改良の余地も感じます。

しかし、このような地域との繋がりの中で、一人一人の力が重なることで必ず乗り越えられると思いますし、今年も無事に終了できたことに感謝しています。
(Y・S)記