ま~爺の愛車(と言っても自転車。若い人からはママチャリと呼ばれています)のお話。ミニコミ時代に使用していた品物は残らずすべて処分しましたが、例外はこの自転車。かれこれ10年は乗っているかしら。愛着の品です。
極道息子ほど可愛いと言います。違法駐輪で持っていかれたり、乗っていった先で盗難にあったり、大怪我を負った転倒事故のときにハンドルが故障したり、まあいろいろあって、あちこちガタガタと言えばがガタガタ。でも、乗り心地はいい。
盗難にあったときは、1週間も経った日の夕方、駅前にカギを掛けて駐輪していたのを見つけて、予備のカギで無事に奪還。、このとき以来、この自転車へのま~爺の愛情はいやがうえにも深まったようです。
同じ自転車に10年以上も乗っていると、チューブやタイヤなどは何度も交換、ブレーキのワイヤー、ペダル、サドル、カゴなども交換しているので、自転車の買い値より修理代の方が高くついています。自転車屋さんのいいお得意です。
さて、自転車屋さんにこの自転車を持っていくと、どの自転車屋さんも言ってくれます。「この自転車、園部さんの組み立てですね」と。この一言が嬉しくて、ま~爺はこの自転車を愛用しているふし無きにしも非ず。
園部さんと言えば、天神町で古くから自転車屋さんを営んでいた偏屈オヤジ。数年前に亡くなられて、お店も廃業しましたが、自転車へのこだわりは半端じゃなかったようで、その道ではちっとは知られた存在でした。
園部さんは尺八の名手でもありました。ま~爺が作って配っていたミニコミ紙のインタビュー欄に登場いただいたり、尺八のコンサートの告知記事を書かせていただいたり、ま~爺にとってはとっても懐かしい人の一人です。