街に根付いたジャズ

昨日はミナミジャズセミナーという催しに観客の一人として参加してまいりました。ミナミジャズウォーク事務局が主催して、心斎橋のクロスホテル大阪の宴会場で開催。ミナミジャズウォーク、神戸ジャズストリート、高槻ジャズストリートのそれぞれに深く関わるミュージシャンが発言し、食事を伴う交歓会では演奏もするという趣向でした。高槻ジャズストリートを代表するミュージシャンは小柳淳子さんと古谷光広さん。

パネラーたちの発言がひととおり終わって、会場から登場した発言者(神戸ジャズストリートを代表するバンドノメンバー)が、パネラーたちがこぞって高槻ジャズストリートのことを称賛したことに反発してか、「神戸にはジャズのライブハウスもあり、お店などでは日常の中でジャズが流されていて、ジャズのまちとして定着している。これに対して高槻ではどの店でもジャズは流されていない。ジャズは催し本番の2日間だけだ」と発言しました。

これを聞いた古谷さんがややあきれ顔で反論してくれました。「高槻に来ればわかりますが、高槻にはジャズライブハウスというような専門店はありませんが、普通の喫茶店やバーなどで毎日、ときには昼も夜もジャズを演奏している店もあります」と。ま~爺が知る限りでも、有線放送のチャンネルを終日ジャズに合わせているお店も何軒かあります。件の発言者は、あまり知らない街のことを知ったかぶりして物を言う愚を犯したわけです。

さらに付け加えるなら、高槻ジャズストリートが発祥して以降、行政、労働組合、農業組合、企業、業界団体、社会奉仕団体などの催しに、ジャズのバンドが招かれ演奏する機会が増えています。高槻市の姉妹都市である益田市や若狭町からも乞われてジャズのバンドを送りました。最近では特別養護老人ホームなどの社会福祉施設からも頼まれてジャズのバンドを紹介しています。ジャズは高槻の街に間違いなく根付いています。

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