今夜、高槻松竹へ映画を見に行ってきたよ。「いつか読者する日」(緒方明監督作品)。朝日新聞の紹介記事が良かったので、やっくんこと山本さんにすすめたところ、山本さんは先日早速見に行った様子。モントリオール世界映画祭で審査員特別賞を受賞した作品だということは字幕で初めて知りました。
何よりも役者が良かったな。長崎の坂の町を牛乳を配って駆け上がる田中裕子、市役所職員の地味な役柄を演じる岸辺一徳。二人とも役の上では50歳になる男と女。こんな素敵な50歳って、ほんとうにいたらいいな。40年前のま~爺が憧れた渡辺美佐子が実年齢の役で出ていたけれど、太っていました。
その渡辺美佐子がまた良かった。そしてまた、岸辺一徳の妻で難病人役の仁科亜季子も大きな存在感を見せていました。役者って年季だなと痛感。歳を重ねるとみんないい役者になるものですなあ。そして役者がいい作品はとにかく見ていて楽しい。もちろん、役者の演技を引き出すのは監督だろうけれど。