デジタル化した目

土曜日の夜のことですが、「高槻のてんじんさん」上宮天満宮に招かれて、おいしいお酒をいただいて帰りました。「白真弓」という銘柄の名酒を醸造している飛騨古川の蒲酒造所は宮司さんの実家筋に当たるとか。その蔵で造った純米本醸造酒を「てんじんさん」の銘柄で限定販売していて、お邪魔するたびに振る舞われます。やや辛口の実に旨い酒で、日本酒はあまり得意でないま~爺も、つい度を過ごすほどいただいてしまいました。

日曜日にセンター街を歩いていると、3月31日付けで定年退職された前高槻警察署交通課規制係長のMさんにばったり。在職中は高槻ジャズストリートの会場周辺道路における安全対策のために大変厳しい姿勢で望まれた方。道路占有許可を受けるのにMさんは大いなる難関でした。いただいた新しい名刺には某警備保障会社の常務取締役の肩書きがありました。折りしも、6月には駐車違反取締りの民間委託がスタートします。

今朝の朝日新聞に載った藤原新也さんのコラムを興味深く読ませていただきました。ニコンやコニカミノルタがフイルム写真から撤退する昨今の現象を分析して、写真家も含めてユーザーの目がデジタル化した結果、彩度の高い画像に慣れてしまったために、記憶色(自然に近い色)しか再現しないフイルム画像に、ユーザーが満足しなくなったからだと述べています。ちなみに彩度というのは、色調の鮮やかさ加減を表現する言葉だそうです。

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