どうぞ良いお年を

今年も余すところ1日。あなたにとって今年はどんな年でしたか?3月末に俳句の師である清水基吉を喪ったま~爺には沈痛の年でありました。師と仰ぐ人を失うということがこんなにも辛いことであるとは、正直言って想定外のことでした。

朝日新聞の今年最後の夕刊となった12月27日付「素粒子」欄に、清水基吉の俳句が登場しました。最晩年の一句です。

今年も多くの訃報。3月に亡くなった芥川賞受賞の俳人の句で、締めくくる。〈小便の出どころ寒し年を越す〉清水基吉

清水基吉が「雁立」で芥川賞を受賞したのは昭和19年。清水基吉の小説の師は横光利一。今日が横光利一の忌日です。

  寂しや師の亡き後の横光忌    卓 三

みなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。

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