恥を忍んで・・・

 

金魚玉何も用なき日なりけり     卓三

先日この日記に、毎日暇を持て余していて俳句三昧で過ごしている、と言うようなことを書いたところ、ある方から「日記に書くことがなければ、俳句ブログでも始めてみたら?」とおっしゃっていただいた。冗談半分のことを真に受けたわけではないが、とりあえず近況を詠んだ一句。

季語の「金魚玉」は金魚を飼って軒などに吊るしておく丸い形の金魚鉢。ここでは「それがどうしたの?」と言われそうな季語だが、俳句で言うところの取り合わせで、大した意味はない。暇だから「金魚鉢」でも眺めているのかな、そう言えば金魚も暇してるしなあ、などと詮索しないでください。

これから恥を忍んで駄句拙句を披露してまいります。老後の愉しみにでもと、俳句を習い始めて三十五年。習いごとの要諦どおり形にばかりこだわり続けてきたが、最近に至ってようやく諧謔(ユーモア)の面白味が分かって来たような気がする。ま~爺の俳句をみて笑い飛ばしていただければ光栄。

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