なぜ「おめでとう」?

 

今日のこのままの明日なれ冷奴      卓三

俳句ブログ第二弾。「冷奴」はやや陳腐ながら、倹しくも幸せな夕べの食卓を象徴している。句意は文字通り、「今日も一日無事に終えることが出来た。このまま恙なく明日を迎えたい」ということ。ここにビールがあり相方があれば、思わず「おめでとう」と言ってグラスを合わすところ。元気に生きているということは、それだけでまことにめでたいこと。

みんなで集まって乾杯するときも、ま~爺は「カンパイ!」と言わずに、思わず「おめでとう」と言ってしまう訳はこんなところにある。だが、白状するなら、ま~爺がその作品を愛読した作家のコミさんこと故田中小実昌の物真似。誰かとの対談で発言していたのをそっくりそのままいただいてしまったというわけ。今ではすっかり癖になってしまった。

 

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