ま~爺のアルバイト

 

夜なべ終ゆ枡にこつこつ字を埋めて      卓三

ま~爺は勤めた期間よりフリーランサーだった方が長かったので、会社を定年退職した人より年金額が格段に少ない。

今も原稿書いたり、新聞編集したりするアルバイトで辛うじてしのいでいる。すなわち夜なべ。夜なべは秋の季語。

「長き夜の一字五円の賃仕事」もある。ある専門誌の専属ライターだったときの原稿料は一枚二千円、一字五円だった。

岩波書店がフリーライターに払う原稿料ということだが、取材に要する手間暇込みなので、大した稼ぎにならなかった。

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