日曜日のま~爺

昨日の日曜日。朝からのそぼ降る雨。大沼きょう子個展の最終日のアート・デ・アートギャラリーへ。大沼さんは画廊からいただいた案内ハガキで略歴を拝見した以外に存じ上げない画家ですが、ハガキに印刷されていた一点の絵が気になっていて、ぜひ実物を見たいものだと、朝から出かけました。パステルと水彩で描いた「落陽」と題する風景画の素晴らしかったこと。

その足で赴いたのが正雀駅前の「アートスタジオ風」。野並允温個展の初日です。野並さんは「ふだん記関西」を通じたま~爺の知人。ご本人もおられ、折から牛村宏明さんも見えておられて、三人でしばし歓談。牛村さんは高槻在住の画家。

午後は久し振りの十三へ。お目当ては第七芸術劇場で上映中の映画「選挙」です。窓口で整理券を受け取って、すぐ前にある「やまもと」へ。ネギ焼きで有名なお好み焼き屋さんですが、お昼の時分時とあって、案の定長い行列。

このお店はかつては(と言っても40年も前のこと)、先代のお母さんがお元気な頃から、ま~爺の行きつけの店。その後もたまにお邪魔すると、当時はまだ少女少女していた娘さん姉妹から「お久し振りね、お元気ですか?」などと声をかけられたものですが、この日は彼女たちの姿が見えません。近くに支店を出したあと梅田にも出店して、そちらに出向いておられる様子です。

ま~爺の注文はネギ焼きではなく、決まってとん平焼きと焼きそば。ビールも頼んで、これがこの日の昼食。久し振りに得る満足感。この店は遠来の観光客にも人気で、ま~爺の娘なども、東京方面からの来客を案内しているようです。

映画「選挙」は超満員の大盛況。受付先着のま~爺は着席出来ましたが、大勢の立ち見客でごった返しの状態でした。作品は川崎市であった実際の選挙の記録映画。この日舞台挨拶に立った想田和弘監督はニューヨーク在住の若手。作品は今年のベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待されました。

内容については「選挙活動の舞台裏を残酷なまでに生々しく滑稽に描き切った前代未聞の迫真ドキュメンタリー」という田原総一朗さんのコメントを紹介するにとどめます。興味のある方は映画を見てください。少なくとも7月7日までは同館で上映しています。

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